☆権威ある人の話を鵜呑みにしない
お金をブロックする意識は、何らかの立場のある人や、人格者と呼ばれてい
る人でも持っていることがあります。
以前、あるお寺の和尚さんとお話ししたときに、和尚さんはこうおっしゃってました。
私はね、この世からお金がなくなればいいと思っているんですよ。
んな人を見てきて、お金があるから人の欲望が増幅して過ちが起こっているの
は間違いないと確信したんです。
だからお金に代わる何かが出てくればいいと思っているんです
このような考えを持っている人は、「無意識」にお金を避ける言動をとるので、お金を受けとるときに拒絶反応が出てしまうのです。
つまり、なんらかの形で受けとりを遅らせたり、少なく受けとったり、いらないと言ってしまったりするのです。
だからこそ、このような「お金に対するブロック」を外すことがとても大切
なのです。
POINT
「潜在意識」が言動を支配している
このお寺は、他のお寺に比べて修繕や、草木の手入れが行き届いておかすぼらしい状態でした。由緒あるお寺のようでしたが、参拝者も少経営は大変とのこと。
しかしながら、このようなことを権威のある方が言うと、多くの人は「なるほど、ありがたいことを聞いた」と思い、疑うことなくそのまま受け入れてしまう傾向があります。
それは、心理学用語でいう「制服効果」というもので、制服やバッジなどの権威を示すものや人に対して、人が無意識に影響を受けてしまう現象のことを言います。
この影響下では、相手がたとえ間違ったことを言っていても、正しく聞こえてしまうのです。
相手が学校の先生であっても、政治家であっても、役所の人であっても、大企業の社長であっても同じことです。
子どもにとっては親もそうです。
これからはこういう意見をすぐに鵜呑みにすることはやめましょう。
これこそがお金のブロックをつくる原因になるものです。
後でも述べますが、お金にはクリーンな気持ちしか乗せてはいけないのです。
当のお金持ちというのは多くの人が思っているような悪代官と越後屋のような人たちではなく、ごく普通の人たちです。
その普通の人たちが、私たちが納める税金の総額の3分の2をも納めていると言われているのですから、ありがたい存在でもあるのです。
まずはお金は汚いものというようなお説教とは距離をとりましょう。
お金にまつわるお説教は一度忘れる。