☆執着のある節約は貧乏になっていく
「お金に対するブロック」を外す前に、押さえておきたいポイントがあります。
それはお金を引き寄せるための法則、「お金の法則」です。
これは豊かになるための基本ともいうべきものです。
「塵も積もれば山となる」という言葉がありますが、10円、20円安く買えた!」ということに多くの時間をかけたり、それに大きな喜びを感じている状態は、自分が「豊かではない」というセルフイメージを潜在意識刷り込んでいることになります。
ですから豊かさから離れてしまいポイントカードで財布をパンパンにして、ちまちまとポイントを貯めて、数百円の割引きに喜びを感じること。
これもまた、"数百円を必死で貯める私"というセルフイメージになってしまいます。
「時は金なり」にもかかわらず、広告をくまなく比較して、あちこちのスーパをはしごしてまでも、100円、200円の節約をするために体力をしてしまうくらいなら、生協の共同購入のように、ちょっと割高がなものだけを自宅に届けてもらうほうがよほど時間も体力も節約にいいでしょう。
これは勘違いしないでいただきたいのですが、節約が悪いのではありません。
少額のお金に執着することは、あなたがお金の奴隷になっている可能性があるということです。
ポイントカードも節約も、楽しいなら〇Kなのです。
私の知り合いのある年上の女性は、本当に寛大な人です。
そして、とても豊かな人(特別なお金持ちという意味ではありません)で、お金をいろんな人々にあげています。
そこには理由などありません。
「臨時収入が入ったからお小遣い」と言って人にあげるのです。
理由もなくあげるってすごいですよね。
彼女は、お金は必要なときに必要なだけ入ってくることを知っていて、お金は誰のものでもなく神様のもの、自分に必要なときに神様は自分にお金を流してくださる、とずっと信じていて、そして現実、本当にそうなっているのです。
それは「奇跡」ではなく、「法則」なのだそうです。
もしかしたら、あなたもどこかで「お金を得たいなら、お金を廻しなさい」
という話を聞いたことがあるかもしれません。
彼女はそれを実際にやっているわけですが、人にお金をあげる習慣がない人にとっては、それはハードルが高いことだと思います。
そこで次のことを試してみてください。そう、チップです。
海外ですと、ホテルやレストランでは、受けたサービスの15〜20%のチップをあげます。1万円だったら1500円〜2000円です。
まずはその半分でもいいので、サービスを受けた人にチップをお渡しするのです。
ホテルやタクシーでも、アロママッサージでもネイルサロンでも、どこでもやってみたいところで0K。
これなら、実践しやすいのではないでしょうか?
たとえ今はお金がなくても、必要なときに天はお金を自分に廻してくれると信じていると、本当に廻ってくるものです。
これは特別な人がなせる技ではなく、当たり前の法則。自分の「思い込み」次第でお金の流れは変わるのです。
私自身、そんなに裕福ではなかった頃から彼女の生き方を見習った結果、自分も少しずつ、そんな生き方ができるようになりました。
つまり、自分がきちんと人にお金を廻していれば、必要な分、いや、自分が必要と思っている以上にお金は入ってくることがわかったのです。
お金は「持っている」とか「持っていない」とかではなくて、どれだけ多く自分の目の前を過ぎ去っていくのか? ということがポイントとなります。
せっかく、たくさんの福沢諭吉さんが自分の目の前を行ったり来たりしようとしているのに、自分のところでその流れを止めてしまうと、お金の流れを止めることになってしまうので、結果として他のところへ流れていってしまいます。
お金は、留める量を増やすことに注目するよりも、流れる量を増やすことに注目したほうが、結果的には増えます。
これはお金に対しての執着があるとできないことです。
ぜひ思い込みを変えて、「流れ」を変えていきましょう。
留める量を増やすことから流れる量を増やすことにシフトする。