「お金に好かれる」ようにお金は遣う
テレビをつければ将来に対して不安をあおるようなニュースが流れ、年金の
受取りもまた延びています。このままでは年金はもらえないかも、と不安に
なったり、少ない金額に老後の一人暮らしが不安になったり。
こうしたニュースから一番影響を受けているのは、その情報を真に受けてい
る人のメンタルです。そうした不安をあおるようなことを聞くと、思考も心も
不安の影響を「受けたかのような気分」になって、財布の紐を固くします。
そうなると、廻るべきお金のエネルギーはそこでストップしてしまうので、
買わない、遣わない、貯めるなどで、負の連鎖がはじまります。
そんなときは、気にしないでバンバン遣いましょう!⋯⋯とは申しませんが、
お金にはよい遣い方があることをお伝えしたいです。
こんなときこそ人のためにお金を遣うと、本当にお金はもっとも入ってきます。
たとえば寄付をすること、または誰かに何かをプレゼントすること、知人が
売っている商品を協力の気持ちで買うこと、お世話になっている人にごちそう
すること、何かサービスを受けたらチップを渡すこと、などなど⋯⋯見返りの
ない形で送り出すのです。
なぜこのような行為で金運が上がるか、これはもうおわかりですよね。
お金持ちのセルフイメージの構築になるからです。お金を送り出したときに
無意識レベルで、「自分は豊かでお金があるから、送り出すことができる」、と
いうことを、行動をもって自分にインプットしていることになるので効果的な
のです。
先に書いたとおり、私は経済的にどん底だったときでも、まったくひもじい
思いはしませんでした。むしろ、時間がたっぷりあったおかげで行きたいとこ
ろにも行けましたし、思わぬところからのお小遣いが入ることもあったので、
心は豊かでした。
それは、お金を人のために廻すことをやめなかったからではない。
かと今では思います。
以前、歯医者で奥歯の銀歯や他の箇所を全部治すのに100万円近くの見積をいただいたときも、「結構かかるな〜」と思っていたら、ちょうどすぐにその金額分の仕事がポーン! と入ってきました。
お金を廻しつづけているとピッタリ必要な額が入ってくる、という奇跡みたいな偶然がたくさん起こります(これは奇跡でも偶然でもありません)。
「金は天下の廻りもの」という言葉があるとおり、とにかく流れを止めないこと、浪費はせずとも遣うところにはしっかり遣っていきましょう。
最後に一つだけ注意点があります。
他の人のためにお金を使う際に、注意をしなければならないことがあります。
それは、あわれむ気持ちやかわいそう、など負の感情を乗せないことです。プ
ラスの気持ちだけを乗せてあげてください。
「え?寄付をするときなどは、むしろいい感情なのでは?」と思うかもしれ
ません。しかし、法則はこうなのです。
あなたが「かわいそうだから」という理由であげたお金は、かわいそうな人
わいそうな現状を、もっともっとつくることになるので
あわれむ気持ちで恵んであげる、という感情を乗せて寄付をしますと、相手のあわれな状況をもっともっと増幅させてしまうのです。人々の想今は現実をつくります。
親が子どもにお金をあげるときなども同じです。「何かあったとき(病気や事故、入院など)のためにこのお金は遣わないでとっておきなさいよ」と言うと、一見、子どものためを思ってあげたお金のようですが、そういう場合は、何かが本当に起こったときにしか遣えないお金、ということになるのです。
つまり何かが本当に起こってしまうことを引き寄せてしまうのです。
お金の法則(引き寄せもしかり)は実にシンプルで、自分が思ったとおりの
現実を引き起こすもの。だから、誰かにお金を寄付する場合も、プラスのエネルギーを乗せて流さなくてはいけないのです。
お金の廻り方がどんどんよくなる方法について書いてきました。
そのマインドをしっかりつくり込んでいくために、何度も読んでください。
一度、お金に好かれるようになったとしても、ときどき、そのお金の循環が
悪くなったり、自分の金運が下がったような感じがすることがあります。
、お金の循環が悪いな〜、と思っている人も、すぐにやれることですので、ぜひ興味をもって読み進めてみてください。
情報に左右されない、プラスの感情で送り出す。