見返りを期待しない気持ちが 豊かさのパイプに繋がる
2011年の震災前にお世話になっていた美容院の60歳のオーナーさんは、美容院以外にもお店を二つ持っていて、どちらも大変繁盛しています。
奉仕の気持ちがある方で、震災のときには、多くの家の都市ガスが止まり、
お風呂も入れない状態でしたが、美容院はプロパンガスだったゆえ、洗髪をご
近所の方やお客様に無償で提供していたそうです。
さらには、美容院にあるお風呂も無償で提供して、多くのお客様に喜ばれて
いました。が、ある日お客様に、「無料は心苦しいので、どうか有料にして欲
しい。気兼ねして来にくいから」と言われ、安価に設定して提供したそうです。
オーナーさんは、お金が流れる仕組みをよくご存じの方で、こういう震災の
ときこそ奉仕の心や助け合う精神が必要であり、そして「お金を廻せる人が廻
していかないと入ってこない」と言っていました。
また、「今のこのお店が続いているのは、自分たちの働きではなく、お客様
があってこそ」とも言っていました。だからこそ、お客様にお返しするという
精神に満ちていたのです。
世界がこのオーナーさんのような方ばかりだと本当にうれしいのですが、震
災直後は、この機会にと通常の倍以上高い値段でものを売るところも、たくさ
んありました。
大根1本800円。キャベツ1個500円。なかには、非売品になっている
試供品まで売るところも出てきたり、いつもの値段の5、6倍ほどで売ってい
るところもありました。
今、この儲けられる時期に儲けたい、という利己的な儲け心⋯⋯そのお金へ
の執着こそが「自分にはお金がない」というインプットとなります。
そして、それがお金が入ってこない仕組みをつくってしまいます。
ライフラインや流通が復旧したら、ここぞとばかりに高く売っていたお店に
は誰も行こうとは思いませんから。
こんなに当たり前のことが、目先の利益しか見ていない人にはわからないの
でしょう。
が豊かになる仕組みは、おかげ様の気持ちと感謝の心、そして与え
神で、できています。
他の人に与えることで自分の心が豊かになります。
見返りを期待しない行為は、与えることで自分の心が満たされるので、それ
でもう十分見返りは得ているのです。
見返りを一切期待しないで人に与えると、廻り廻って違う形で戻ってくるのです。
だからこそ、流れが悪くなったと感じたときこそ、与える行為をしてみてく
ださい。
たとえば高額でなくても結構ですので、誰かにプレゼントを買ってお渡しす
るのです。チョコなどのような小さなもので大丈夫です。
「最近、お仕事がんばっていますね。甘い物を食べてください」とか、たった
1本の缶コーヒーでも、「今日は寒いですね。どうぞ」とさりげなくあげてみ
てください。
何かの記念日に左右されることなく、ときどきこうして誰かにプレゼントす
ることはお金の流れを改善するためにも効果大なのです。
買うときには
ワクワク感をしっかり感じ、その方の喜ぶ顔をイメージしましょう。
そして、お金が渡っていくときに、そのお金がまた誰かの元に行って誰かの
もになるんだ⋯⋯イメージすると、留まっていたお金の流れは回復します。
目標としては1週間に1回、誰かに何かをプレゼントすること。
今、この儲けられる時期に儲けたい、という利己的な儲け心⋯⋯そのお金へ
の執着こそが「自分にはお金がない」というインプットとなります。
そして、それがお金が入ってこない仕組みをつくってしまいます。
ライフラインや流通が復旧したら、ここぞとばかりに高く売っていたお店には誰も行こうとは思いませんから。
こんなに当たり前のことが、目先の利益しか見ていない人にはわからないのでしょう。
お金が豊かになる仕組みは、おかげ様の気持ちと感謝の心、そして与える精神で、できています。
他の人に与えることで自分の心が豊かになります。
見返りを期待しない行為は、与えることで自分の心が満たされるので、それ
でもう十分見返りは得ているのです。
見返りを一切期待しないで人に与えると、廻り廻って違う形で戻ってくるのです。
たとえ1人500円でも、月に4名で2000円。2000円で金運が上がり、お互いが気持ちよくなったら安いものではないでしょうか?
プレゼントは記念日よりも
その人のことを思ったときにあげる。