知識を知恵に変える勉強をする
私は時折、机に向かって勉強している自分を不思議に感じることがあります。
なぜかというと、子どもの頃、私は本当に勉強が大嫌いだったからです。
一番嫌いなのは理数系。小学生の頃は算数は居残り勉強をしていました。中
学では夏休みの宿題のうち、数学だけは友達のノートを丸写ししていました。
高校のときは、頭のいい後輩に数学の宿題をやってもらっていましたし、
学なんてできなくても生活できる!と子どもの頃は思っていました。
今はできなくても、たしかに生きてはいけるのですが、しかし、あの机に向かう習慣というのは、やはり義務教育の場でこそ身についた貴重な習慣だったと思います。
と、いうのも、あんなに嫌いだったのに、今はなんらかの形で毎日勉強して
いるからです。そして、自分が学んだ内容を人様に伝え、お金を頂戴しながら、
また勉強をしています。
なぜ、このように勉強しつづけられるのでしょうか?それは、楽しいから
です。
子どもの頃、勉強が嫌いだった方は多いと思います。なぜでしょうか?それは好きじゃない科目も勉強しなければならないからです。
しかし大人になってからの勉強のいいところは、好きなことや学びたいこと
を自分で選べることです。
一般的に言われていることですが、勉強量と年収は比例していくものです。
私はこれまで軽く2000万円以上を自己投資(セミナー、スキルアップ
資格、教材や本)してきましたが、年収の上昇は確実にそれに比例しました。逆にほとんど自己投資していなかったときは、収入もカツカツでした。
ですが、勉強のための自己投資をしはじめて、その得た知識が知恵に変わったり、お金を得るアイディアや人脈に繋がり、それをアウトプット(表現)するようになってから、提供している情報そのものが、お金に変わっていったのです。
ある調査では、年収が2000万円以上の人のうち、78%は勉強の習慣がある人だった、という結果があります。高所得者の8割ほどの人々は、なんらか
の勉強の習慣を持っているのです。
強によって知識を取り入れても、知識は知恵にならない限り、本棚に飾ってある本と同じです。その取り入れた知識を知恵に変えるためには、経験にすることが必要なのです。つまり、噛み砕いて、考えて、心に落として、そして自分のものとし、生活の中で適用していく。そして適用して成果を得て、教訓
を引き出す。ここまでしないと、知恵にはなりません。
ですので、本でもセミナーでも、情報を取り入れた後の作業がものすごく大
切。学んだことをもう一度頭のなかで繰り返して、潜在意識の奥底に落とし込んで自分のものにする作業が大事で、それは定期的にやる必要があります。
世界的に見てお金持ちが多い民族であり、ノーベル賞受賞者を一番多く輩出
している民族のユダヤ人が一番お金をかけているのは何かというと、「自分への教育」です。それは、自分のなかに残った学びは誰にも奪われることがないからです。そして、彼らには昔からそれをお金に変える知恵もありました。とても賢い民族なのです。
さて、あなたも自分が好きな分野をもっともっと深めるために、勉強の習慣
を持ってみるのはいかがでしょうか?
好きなことであるならば、ますます収入にも繋がっていきます。
まずは、好きなことに自己投資してください。
近くに、関心のあるセミナーなどがあれば、自己投資だと思ってまずは行ってみることをおすすめします。初心者向けのアロマのセミナーに行って、そこからアロマの資格を取るまでになって、今度は自分が伝える側になったという方はたくさんいらっしゃいます。
また、私のクライアントで腸モミを受けて体質が変わり、腸について学ぶこ
とが面白くて大好きになったので専門的に学ぶようになり、サロンをオープン
したら新規のお客様が入れないくらい予約でいっぱいになった、というような
例もあります。
「好き」が仕事になったら、一生仕事をしている感覚がありません。ただただ
楽しい毎日が待っているのです。
ぜひ、勉強の習慣を持ってみてください。
ところで、あなたの近くに自己投資をして、学びをお金に変えている人がい
るでしょうか?もしいたら、成功モデルを間近で見ているようなもの。その
人と一緒にいることで、次第に自分にも可能だ!と思えるようになってきま
す。ぜひそういう人たちの行動をじっくり観察してみましょう。
そのようにしていくうちに、彼らの行動原理を通して自分の行動も変化して
いき、あなたとお金のパイプができあがっていくのです。
人生が変わる好きな勉強をはじめよう。