彼氏が「一人になりたい」と言ったらどうするか？～Part26～

皆さんが現在知っている男性の姿。

それは、「理性」よそゆきの状態です。

男性が人生をまっとうするために、本能に課せられたテーマには、この世に生を残す、孤独な闘いを繰り返す、という2つがあります。

わかりやすくいえば、サバンナに生きる動物のオスたちは、常に敵から身を守りライバルを蹴落としながら、自分のDNAをいかに多くこの世に残していくかに命をかけて生きています。

これを人間でたとえれば、どんなにのんきな男性であっても、いかに社会に自分の功績を残していくかということに使命を感じながら生きているのです。

ですから、表面的にはあなたと愛情を深めたり、仲間たちと楽しく過ごしていても、男性は心のすべてを解放できていないことが多いのです。

生き残る不安と、闘っているからです。

また、女性にとっては、寂しいことですが、男性が男として大仕事をするためには、

孤独に一人で闘う時間も必要なのです。

ですが、どの男性もこのことを恋人には話しません。

なぜなら、こんな気持ちを打ち明ければ100%彼女が悲しい顔をするとわかっているからです。

「私はあなたといるときが、一番、楽しくて自分らしくいられるのに、なんだか寂しくて悲しい」

と彼女から不満をあらわにされるのは目に見えています。彼はあなたを大切にしたいために、本当のことは言わないで過ごしているのです。

彼にとって、あなたと一緒にいるときは、とても心が安らぐ楽しい時間であることは間違いありません。

また、男性同士でワイワイガャガヤと集団でいるときも、本心から楽しんでいます。

でも、男性が男として立派に生きるには、孤独な時間をしつかりと持たなければならないことを理解してください。

時間365日、恋人や家族、友人たちに囲まれて過ごせれば、幸せだと感じる女性は少なくないと思います。

だから、彼氏から、「今は、ちょっと一人になって考えたい」なんて言われたら、彼の精神状態は尋常じゃない、何を悩んでいるのかしら？と逆に彼につきまとって心配したくなるのです。

でもそんなときにむやみに心配すると、彼の聖域を侵していることになります。

「一人になって考えたい」。そう彼があなたに言ったのならば、勇気をもって本心を伝えてくれた事実を、真摯に受けとめてあげましよう。