☆自然の法則は「出して」から「入る」
「お金が欲しい」、「お金持ちになりたい」と思うと、お金を遣わずに貯めようと考える人がいますが、お金が欲しいと思ったら、先に送り出さなくてはいけません。
ここはとても重要!
"出す"と"入る"は、自然の摂理です。
入るから出すのではなく、出すから入るのです。
すべての流れは、この順番です。
呼吸も、吸ってから吐くのではなく、吐き切って出してから、新しい空気で満たすのです。
そのほうがエネルギーが満たされるからです。
「出すから入る」。これこそが「お金の法則」でもあります。
たとえば、情報もそうです。
アウトプットするからインプットしたくなるのです。
なんらかの情報の発信者は常にインプットしていますが、それは自分の情報を先に出しているから、新しい情報が引き寄せられてくるのです。
そして、"出すから入る"の原理は、物質に関しても言えます。
新しいものが欲しいと思っていても、古いものばかり数多くあると、新しいものは入ってきません。
お金の流れを自分のところで止めようとする行為は、吸った息を止めているのと同じで、これ以上息を吸えなくなってしまいます。
ちなみに、利他的な目的のために出したお金は、同じ金額ではなく、何倍にもなって戻ってきます。
これはたとえば、募金や寄付などです。
募金や寄付⋯⋯こんな不景気な時代に?と思われる方もいるし、「こっちが寄付して欲しいくらいよ!」と本当に言葉に出して言う人もいます。
でもそのような人というのは、たいていの場合、100円200円は無駄に遣っているものです。
寄付するお金がないと言う割には、お腹がすいているわけでもないのに、チョコレートをムダに食べたりするお金の余裕はあったりするものです。
また、利他的に出す以外にも、自分を満たすためにお金を遣っても法則は有効です。
自分の心を満たすためにお金を出し、その対価としてサービスやものを受けとる、というのも"出す"行為に入ります。
あなたが送り出したお金は、誰かの喜びのために遣われて、またお金たちは世界中を旅して、快く送り出してくれたあなたの元に帰ってくることになるのです。
一方で、貯めようとするお金ほど貯まらないものはありません。
貯めることにエネルギーを遣うよりは、稼ぐほうにエネルギーを遣ったほうが遥かにお金は貯まっていきます。
ただし、一つ注意点があります。
出すと入るの法則をかん違いして、浪費してばかりいるのはお金を遠ざける行為です。
遣うときには感謝の気持ちを持って、「出すから入る」という「お金の法則」に従ってお金を扱っていれば、いつの間にか貯まっている、または思いもよらない方法でお金が入ってくるのを経験することになるでしょう。
貯めようとするほどお金は貯まらない。